そろそろ振袖準備を始めようとお考えの再来年、
明明後年の成人のお嬢様やご家族様も多いのではないでしょうか?
今回は、成人式にお母様の振袖を着用しようとお考えの方、必見!!
昔と今のお振袖の違いをお話ししていきたいと思います。
お母様世代が成人式を迎えたころに
人気だった振袖の柄は古典柄。
江戸時代よりも前から続く、
伝統的な模様があしらわれた振袖が一般的でした。
また、個性的な柄として
カサブランカやバラなどの洋花があしらわれた振袖や、
干支などの動物があしらわれた柄などが見られました。
柄の入れ方は、
無地系統の物や大きな柄が幾つか入ったもの、
全体的に柄をあしらったものと様々でしたが、
どれも品良く振袖の生地の色味を引き立てた仕上がりになっていました。
人気の色は赤系で、
成人式には赤の振袖が定番になっていた時代もあったようです。
今の人気の振袖柄は、
お母様時代に人気だったものと同じ古典柄です。
人気の色は様々ですが、
一番の人気色は依然として赤系となっています。
また、最近の振袖の多くは全体に柄があしらわれたものが多く、
無地系やポイントで柄が入った振袖は少数派といえます。
ただ、同じように全体的に柄があしらわれた振袖でも、
お母様時代よりも柄の色使いが多く
華やかな物や豪華で大柄のものが増えました。
お母様時代は品良く優雅な振袖、
今は華やかな振袖が人気と言えます。
最近のお嬢様は比較的、
背が高く、足が長いです。
そのため、お母様の振袖では
裄丈が短いことが多くあります。
加えて、今は昔より裄丈の寸法を長めに設定するので、
よりお母様の振袖を着用すると裄丈が短く感じ、
寸法直しが必要になる場合があります。
また、昔の振袖は袖丈が短めに作られていることも多く、
背が高いお嬢様だとより袖が短く、
物足りない印象になる場合もあるので、
気を付けてください。
お母様世代の成人式と
今の成人式では小物の合わせ方も変化しています。
昔は帯揚げ、帯締め、
重ね襟を3色同じ色に揃えるのが主流でしたが、
今は2対1の割合で合わせるか、
3つとも別の色にすることが多くなっています。
そして、それぞれの小物も大きく進化しています。
半衿、当時は基本、白でした。
今は、刺繍衿が主流となっており、
色、柄共にたくさんの種類があり、
パールやレースなどの飾りがついたものもあります。
また帯揚げも色も素材感も様々、
飾りがついたデザインもいろいろあります。
帯締は昔は平組も丸組も飾りはなくシンプル、
変わり結びも基本はなしでした。
現代はカラーバリエーションもすごく増え、
可愛い飾りも付いて、帯周りを華やかに彩ってくれます。
刺繍衿、帯締、帯揚は着物の生地色や柄の色から、
それぞれ色をとったり、
どれか1色に外しを入れたりすると今風な雰囲気になります。
お母様の振袖をお嬢様が着る場合など、
この小物3点を揃え直すだけで今風のコーディネートが出来上がります。
振袖では普通のお着物でするような
お太鼓結びではなく、華やかな変わり結びをします。
そのバリエーションを増やすため、
最近の袋帯は長めに織られています。
また、昔より軽く、
柔らかいのでとても締めやすくなっています。
そのため、成人式当日でのお嬢様の体の負担も
かなり昔よりは軽減され、
長い時間でも振袖を着用できるようになっています。
加えて、すごく華やかな変わり結びが様々あり、
見た目も豪華で可愛らしく振袖を楽しむことができます。
以上を参考にしていただき、
お母様の振袖をベースにご準備を
進められてはいかがでしょうか?
たくさんの思い出が詰まったお母様の振袖。
今では、なかなか見ることのできない良い生地や
様々な技法でつくられた豪華な柄、
優雅で品のある本当に素敵な振袖を
小物や今の帯で今風にアレンジして、
是非お嬢様に着ていただいては(*^ω^*)
振袖を代々受け継ぐ事は、
お祖母さまやお母さまの思い出も蘇り、
懐かしさや喜びを親子で共有することができます。
さらに、お母様の思い出にお嬢様の思い出も加わり、
より特別で大切なお振袖に仕上がる事、間違いなしです。
京都まるなか呉服店では、より良い成人式をお迎え頂けるように、
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
当店では、振袖の購入、レンタルでお考えの方、
またはお母様の振袖でお考えの方、
是非お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
是非、皆様のご来店を心からお待ちしております。
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