成人式、華やかな振袖を着用し、お出かけ!
楽しみや期待感はたくさんあるけれど、
洋服の時とは違った着姿で、
戸惑う事も多いかもしれません。
そこで、今回は振袖着用時の所作や
立ち振る舞いで注意したいポイントをご紹介致します!!
成人式でも、何かと多いのが着席するシーン。
座る時と、座った後で気にしてほしいポイントが
大きく2点ありますので、ご紹介させていただきます。
まず座る時ですが、腰かける直前に
少しお尻のあたりの布を引っ張り上げ、
座った時にお尻部分の布が突っ張らないようにすると、
座った時に苦しくないです。
座った時に裾や袖が地面につかないように、
足はきちんとそろえ、袖は左右まとめて膝の上においてください。
手やハンカチを膝の上に置いておくと、
袖が落ちにくく安定します。
帯をボリュームのある飾り結びにすることが多いので、
帯をつぶさないよう、
出来る限り椅子にもたれないように座ってください。
階段を上ったり下りたりする時に、
気を付けて頂きたいのが「裾(すそ)」と「袖」です。
普段と同じように階段を上ってしまうと、
裾を踏んでしまったり、
振袖の袖の端部分(袂-たもと)を踏んでしまったりと、
振袖を汚してしまう可能性があると同時に、
転んでしまう可能性があって危険です。
右手で前身頃を持ち、裾を少し上げます。
裾を上げすぎて足首が見えると
見た目が美しくありませんので、
上げすぎないように注意しましょう。
また、袖は両方まとめて、左手にかけます。
右手の袖が落ちてこないよう、
左手で袖口あたりを抑えると安定感が増します。
避けては通れないお手洗い…。
どのように立ち振る舞えば良いか、
一番心配なのがお手洗い時です。
覚えてしまえば簡単なので、
着物を着た後に一度予行練習をしておくと良いかもしれません。
着物は、下に長襦袢、
その下に肌着(肌襦袢・裾除け)を着用しています。
お手洗いの際には、
着物 → 長襦袢 → 肌着の順に裾をめくり上げます。
めくり上げたら、
裾の部分を帯揚げの上から帯に挟みます。
クリップがある場合は、
裾と帯をクリップで留めましょう。
和装用クリップが好ましいですが、
なければ洗濯用ばさみ
(閉じる力が強めな物がお勧めです)で留めてください。
座る時に、袖が邪魔になりますので、
重ねて膝の上に置くか、
右袖と左袖を前で軽く結ぶと、動きやすいです。
お手洗いから出る際には、
クリップを外して、肌着 → 長襦袢 → 着物の順に下におろし、
軽く足踏みをすると綺麗に直ります。
気を付けていても、
何かを落としてしまうことはありますよね。
そのまましゃがんでしまうと、
着物の布が突っ張ってしまったり、
袖が床についてしまいます。
そのため、しゃがむ時はまず足を半歩後ろに下げます。
左右の袖をまとめて持ち、
袖を持った手でもう片方の手の袖口を押さえます。
裾が床につかないようにしゃがみ、落ちたものを拾います。
成人式でも食事をしたり、
飲み物を飲む機会があると思います。
そこで気を付けたいのが、「袖」についてです。
袖が長く、袖さばきが難しいのが振袖。
ふとした時に、食事に袖がついてしまう…
なんてことも多いようです。
そんな時にはこのようにすると、
綺麗な所作として目を惹きますし、
袖も汚れず一石二鳥です。
乾杯やテーブルの物を取る時は、
片手をもう一方の手の袖口に添え、
袖が汚れないようにします。
洋服の袖をまくるようにしてしまうと、
中の長襦袢が見えたり、
所作としても上品には見えないので厳禁です。
いかがでしたか?
やはり一番の注意点は袖と裾です。
大切なお着物を擦ってしまったり、
破いてしまわぬように、少しずつ意識をしてあげると、
綺麗に立ち振る舞う事が出来ると思います。
これらを参考にして頂き、
せっかくの一生に一度の晴れの日、
ストレスフリーで迎えましょう。
一華 京都まるなか呉服店では、
より良い成人式をお迎え頂けるように、
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
当店では、振袖の購入、レンタルでお考えの方、
またはお母様の振袖でお考えの方、
是非お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
是非、皆様のご来店を心からお待ちしております。
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