そろそろ振袖準備を始めようとお考えの再来年、
明明後年の成人のお嬢様やご家族様も多いのではないでしょうか?
今回は、成人式にお母様の振袖を
着用しようとお考えの方のために、
昔と今のお振袖の違いをご紹介致します。
成人式でお母様の振袖を着用される方が最近、年々増えてきています。
今回は、成人式にお母様の振袖を着用される方が
増えてきている理由と、ママ振袖と今の振袖との違いを
お話ししていきたいと思います(*^ω^*)
近年増えている「ママ振袖」とは、
お祖母様やお母様などのご家族が成人式の際に着用された振袖を、
お嬢様が受け継いで着用する振袖のことです。
成人式でお嬢様が、お母様の振袖を着用される
一番の理由が“代々受け継ぐことで、幸せが共有できる”です!!
振袖は成人式や結婚式、お正月などに着用されますが、
振袖を代々受け継ぐ事は、お祖母様やお母様の思い出も蘇り、
懐かしさや喜びを親子で共有することができます。
2010年前後に流行していた花魁風や
バラ柄などの現代調の振袖は落ち着き、
現在は古典柄の振袖が注目されています。
お母様の時代の振袖は、古典柄が多かったため、
そのようなレトロでアンティークな雰囲気を気に入るお嬢様は、
ママ振袖を着用されるケースが多くなっています。
学生さんの場合、高校卒業→大学や専門学校進学という
一番学費のかかる時期が、振袖準備の時期と重なります。
全国的な振袖の相場価格は、
購入で35~50万円・レンタルで22~27万円ぐらいのため、
経済的な面からも無理をせずに、
大事に保管してあったお母様の振袖を小物などを変更し、
今風にアレンジして
上手に活用される方が増えています☆
その時代によって、柄の雰囲気も異なるため、
最新のデザインの振袖を選ぶより、
お母様の振袖は、成人式でかぶることがありません。
着用する本人の好みなどもありますが、
他の人と絶対にかぶりたくないお嬢様には、おススメです。
現代の振袖は、インクジェットのプリント印刷によって作られている、
プリント振袖が多くなっています。
しかし、お母様の時代はプリント加工がなく、
着物は全て職人が手染めをしており、
同じ振袖を何百枚と生産するような事がなかったため、
ママ振袖は実はかなり高品質で他の人とかぶらない振袖なのです。
着物本来の染めや金駒刺繍の加工により、
手描きの味や柄の奥行きなど、
見た目の高級感が現代のプリント振袖とは違います。
ママ振袖を着用する時に気を付けたいのが、着付け小物です。
前撮りや成人式の時に着付け小物が
足りないなんて事になると、取り返しがつきません。
全てお母様の振袖一式で大丈夫な場合でも、
昔と今では若干着付け小物は変わっていますので、
お店に相談するか、自分でしっかり確認をしておきましょう。
上記を参考にしていただき、
お母様の振袖をベースにご準備を進められてはいかがでしょうか?
ただ、いくら素敵なお母様の振袖と言っても、
全てそのままで着用という訳にはいきません。
振袖の状態によっては、寸法直しや、お手入れが必要であったり、
また特に草履、バッグなど経年劣化して
使えなくなったものがある場合もあります。
また、今の小物や帯で今風にアレンジして
今風のコーディネートにすれば、
より一層特別で大切なお振袖に仕上がる事、間違いなしです♪
最近のお嬢様は背が高く、手足も長いため、
ママ振りでは裄丈が足らないことが多くあります。
また、昔の振袖は袖丈が短めに作られていることも多く、
背が高いお嬢様だと物足りない印象になる場合もあるので、
気を付けてください。
昔は重ね衿、帯締め、帯揚げをすべて同じ色で揃えていましたが、
現在ではほとんどが二色以上です。
また、小物そのもののデザインも大きく変化しています。
半衿は当時基本、白でしたが、
今は、刺繍衿が主流となっており、
色、柄共にたくさんの種類があります。
帯締は昔は平組も丸組も飾りはなくシンプル。
代わり結びも基本なしでした。
現代はカラーバリエーションもすごく増え、
可愛い飾りをつけ、帯周りを華やかに彩ってくれます。
また帯揚げも色も素材感も様々、
飾りがついたデザインもいろいろあります。
お母様の振袖をお嬢様が着る場合など、
この小物三点を揃え直すだけで今風のコーディネートが出来上がります。
振袖では普通のお着物でするようなお太鼓結びではなく、
華やかな変わり結びをします。
そのバリエーションを増やすため、
最近の袋帯は長めに織られています。
また、昔より軽く、柔らかいので
とっても締めやすくなっています(・∀・)
そのため、成人式当日でのお嬢様の体の負担もかなり昔よりは軽減され、
長い時間でも振袖を着用できるようになっています。
加えて、すごく華やかな変わり結びが様々あり、
見た目も豪華で可愛らしく振袖を楽しむことができます。
たくさんの思い出が詰まったお母様の振袖。
今では、なかなか見ることのできない
良い生地や様々な技法でつくられた豪華な柄、
優雅で品のある本当に素敵な振袖を
小物や今の帯で今風にアレンジして、
是非お嬢様に着ていただいては、いかがでしょうか。
ただし、お母様の振袖がお嬢様に似合わなかったり、
サイズが全然違うのに、高級品だからといって
無理に着せるのはやめましょう。
一生に一度の記念に残る衣装ですから、
お母様の振袖を見て気に入ってくれたらという感じで、
活用される事をおススメします。
一華 京都まるなか呉服店では、
より良い成人式をお迎え頂けるように、
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
当店では、振袖の購入、レンタルでお考えの方、
またはお母様の振袖でお考えの方、
是非お気軽にご相談ください。
スタッフ一同、誠心誠意お手伝いをさせて頂きます。
是非、皆様のご来店を心からお待ちしております。
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