このページの先頭です

デジタルカタログを見る

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ

成人式に振袖を着る

振袖のご案内をさせて頂いている時に、

「うちの娘は成人式に行かない」と言っている。とか、

「行ったとしても振袖は着ない」と、

親御様から悲しいお声でお聞きしています。

もちろん着るか着ないかは個人の自由ですし、

私も娘がいる親として、振袖は着て欲しいと思います。

そこで今回は、振袖を着る意味や歴史を知って頂き、

未だ2025年の成人式を

悩まれている方もいらっしゃいます。
その方達にも、振袖を着て行きたいと思って頂きましたら幸いです。

成人式と言えば、女性は華やかな

振袖を着ると言うイメージが定着していますが、

そもそも成人式に振袖を着るのは何故か?
その起源や理由を知っている方は少ないのではと思います。

成人式に振袖を着る理由は、

明治時代以降、振袖が未婚の女性の第一礼装として定着したからです。

日本には古くから成人を祝う儀式が有り、

髪型や装いを変えて目に見える形で成長を祝い、

大人になる事への自覚を芽生えさせる意味があったのです。

そんな成人式に相応しい衣装が振袖なのです。

また、美しく華やかな晴れ着である振袖を着ることで、

親や周囲の人達へ成長した姿を見せ、

感謝を伝えると言う意味合いも有ります。

そもそも、振袖が未婚の第一礼装とされたのは、

何故なのかが気になりませんか?

その歴史は江戸時代まで遡ります。
江戸時代の女性は普段着に

「小袖」と言う袖の短い着物を着るのが一般的でした。

しかし、江戸時代初期〜中期にかけて、

「小袖」の袖丈が、どんどん長くなって行きました。

その理由は諸説有りますが、

①袖が長い方が舞台上で美しく見えたから

②江戸時代の踊り子は、袖を振ることで感       
 情を表現していたから

③「振る」と言う動作には厄払いや清めの
 意味が込められていたから

江戸時代の踊り子達が、舞台上で袖の長い着物で踊り、

袖を振ることで愛情を、袖にすがることで哀れみを表し、

求愛を受けて「好き」と伝える時は袂(たもと)を振り、

嫌いな時は袂を前後に振ることで意思表示をしていたのです。

こうした動作を一般庶民の未婚の女性たちも

真似をし始め、長い袖の着物は大流行します。

更に「振る」と言う仕草には

古くから厄払いやお清めの意味も込められいて、

よりご利益を得たいと言う考えから

着物の袖が長くなったと言われています。

こうして江戸時代の女性の普段着だった「小袖」は、

袖の長い「振袖」へと形を変え、

江戸時代末期〜明治時代に掛けて

正式に未婚女性の第一礼装となりました。

ですが、日常生活では袖が長いと勝手が悪い事から、

明治時代以降は普段の生活では振袖を着ることはなく、

しだいに特別な時の「晴れ着」として着られるようになりました。

こうした歴史的背景から、

現在も人生に一度の大切な「成人式」では、

振袖が晴れ着として着られているのです。

振袖の意味や歴史を知ると、

成人式が更に大切な行事に思えてきて、

「振袖」を妥協せずに気に入った1枚を選びたいものですね。

創業115年を迎えた、

まるなかは(一華)歴史と信用、

地域No.1の実績が有ります。

未だ、2025年の成人式を行こうか?

着ようか?悩まれている方がいらっしゃいましたら、

お気軽にご相談下さいませ。

今なら未だ間に合います!

当店のプロのスタッフが誠心誠意、

お手伝いさせて頂きますので安心してご予約を入れて下さいませ。

お振袖のご来店ご予約は →  こちらから❤︎