先日、リメイクの相談にご来店頂きました。
お母様とお嬢様が持って来られた、
お着物を見て、暫く見たことのない年代物のお着物でした。
最初は昭和30年代頃の、お振袖?と思ったのですが、
本来なら黒留袖(結婚式の時に両家の母親が着る着物)の
裏地に付いている比翼地が付いていたので、
これは結婚式の時に色打掛として、
お色直しの時に誰か着ませんでしたか?と尋ねると、
お母様が「祖母が結婚式の時に着た」と、
聞いたことが有ると、
仰って頂いて、納得出来ました(*´-`)
それは素晴らしいお着物でしたが、
多分ですが、半世紀以上経っている感じでした!
寸法的には、お嬢様に大丈夫でしたが、
裏地は真っ茶色でしたし、染みやカビなど所々有り、
お直しだけでもレンタルするぐらい掛かりますよと、
お伝えしましたが、お母様も、お嬢様様も、
それでも綺麗に直してもらい
成人式に着ていきたいとの事でした★!
もともと、この着物を作られたのが曽祖母様で、
もうお二人とも亡くなられて居ないので、
天国から喜んで見守ってくれると、
嬉しそうに仰ったお嬢様が印象的でした。
このような年代物は珍しいですが、
お母様が成人式に着用された、
お振袖を持って来られる方は年々、増えてきています。
お嬢様に、お母様のお振袖を着て、
成人式に行きたいですか?と、尋ねても、
解らないと答えられる、お嬢様が殆どです。
そうだと思います。今、レンタルなどで人気のお振袖は
カタログで目の当たりにしますから、
イメージが付いていますが、お母様の振袖で?と、
聞かれても全くイメージが湧かないのも事実です。
そこで一度、私達に任せてもらえますか?
お母様のお振袖に今のコーディネートをして、
完成した姿を見てからレンタルにするか、
お母様のお振袖で行くかを決めたら良いからねと言って、
出来上がった姿を見ると、殆どのお嬢様が、
「私、これで成人式に行きたいです」と言って頂けます(*^ω^*)
この時が私達スタッフも一番嬉しい時です。
もちろん、お母様も、喜んで頂いてホッとしている時でしょう。
リメイクの場合は、寸法の問題や染みやカビなどクリニックに、
どれぐらいお金が掛かるかで、レンタルに切り替えたり、
先程の方のように、どうしてもこの振袖を綺麗にしてもらって、
着ていきたいと意見は分かれます。
クリニックに、お金が掛からなければ、
リメイクでと言われる方に、ご提案ですが、
どこまでリメイクをすれば良いのか?
正解は有りませんが、お嬢様が、この振袖を着て、
このコーディネートで行きたいと思って頂けるが正解です。
その為には、先ず、
刺繍衿(白地に金の刺繍が一番人気)
重衿(パールやラインストーンの入ったも
のが人気)
帯揚(絞りや今、流行りのラメ入り)
帯締(パール中心に豪華なもの)
袋帯(今は、長くて軽くて豪華に羽根が
作れるもの)
草履バック(帯地で作ったもの)
ショール(お洋服やパーティードレスに
も使用出来る可愛いもの)
これだけしてあげれば、
ほぼ100点満点の答えが、
お嬢様から戻って来られます。
もちろん、お持ちの小物で
使えるものは、そのままでで
新しく変えたい所は、
今風の小物に合わさせて頂きます♪
振袖専門店、「一華」の本店は、地域密着呉服店ですので、
お着物、お振袖の事ならなんでも
お気軽にご相談頂きましたら、
相談して良かったと思って頂けますよう、
スタッフ一同、誠心誠意、
ご対応させて頂きますので宜しくお願いします。
週末は、ご予約で混み合いますので、
事前のご来店ご予約をお願いいたします。
ご来店ご予約は → こちらから ←