最初に少し余談ですが、
先日、お客様から3年前まで関東に住んでいて、
成人式は関東で行きたいのですが、
レンタルをお借りすることは出来るのでしょうか?
と言うご相談がありました。
もちろん、お貸しだしさせて頂きますと、
お伝えさせて頂くと安心されたようでした。
毎年、このような事例はございます。
当店では12月20日頃からお貸しだしさせて頂いております。
お正月に祖父母に見せに行きたいから
貸し出して欲しいと言う方もおられました。
中学や高校の時に引っ越しで転校された方や、
私学に通われて住んでいる地域の成人式ではなく、
学校の所在地で成人式に出たい方もいらっしゃいます。
そのような時は、出席したい市町村の
成人式のプロジェクトをされている所に
申請をすれば出席出来ます。
私どもは、お客様が振袖を着用して
成人式に出席したいと思って頂ける事が一番嬉しく思います( ^ω^ )
何なりとご相談下さいませ。
これから本題に入りますが、最近、
お母様のお振袖をお持ちになられる方が多いです。
いわゆるリメイク(ママ振り)が増えてきました。
今までなら15%前後だったのですが、
今では30%以上の方がリメイクかも知れません。
しかし、ここで問題が!
今は色んな所からカタログが届きますし、
携帯でも直ぐに検索出来る時代です。
豪華で色とりどりの振袖を見れるから、
お母様の振袖が地味とか寂しいと言って、
本当は着用したくないと言われるお嬢様が多いのも事実です。
先日の接客させて頂きました親子様もそうでした。
しかし、令和風のコーディネイト、
お嬢様の好きなお色味など、一緒に合わさせて頂き、
小物や帯を変えたことで、
お嬢様がこれで成人式に行きたいと言って頂ける時が一番ホッとします。
多分、お母様も同じ様に感じて頂いているように思います。
そこで、リメイク(ママ振り)をお考えの皆様に
参考になりましたらと思い、
注意点や、これで安心と感じて頂けますように、
お薦めの相談術を書かせていただきます。
お母様のお振袖は、使用頻度や保管状態によって差が有ります。
お振袖は絹で出来ているので、とてもデリケートです。
何年か振りにタンスから出してみたら
ひどいシミやカビが、何てことも。良くある話です。
特に身長差がある方には、
身丈と裄(腕の長さ)には、気を付けて欲しいと思います。
サイズはピッタリあっている方が
着姿も美しく着くずれもしにくく
なります。
サイズが合わない場合は、
お振袖をほどき縫い直すことが出来ますのでご相談下さいませ。
ちょっとした汚れから、シミ、カビ等、
様々なトラブルに応じて最新の技術でお直しします。
剥がれてしまった金彩加工や、
ほつれた刺繍を直す事も出来ます。
また、シミ抜きで落ちない汚れに
加工を加える事も出来ます。
パールトン加工で、雨や汚れから
お振袖を守ります。
パールトン加工は、水をはじくので、
雨の日やお食事の時に安心です。
また汚れも付きにくいので、
生地の黄変を防ぐのにも最適です。
コーディネートのプロが、
お嬢様の雰囲気に合わせたコーディネートをさせて頂きます。
お振袖やお嬢様の良さを活かしながら、
現代の色合わせをしさせて頂きます。
お薦めは、半襟(刺繍衿)、重ね衿、帯締め、帯揚げです。
もちろん、お母様の小物で使えるものは、
ご使用して頂きます( ^ω^ )♪
草履バックやショールは、お母様のですと劣化が進み、
見た目は変わらなくても、
いざ、使用してみるとダメになる事が多いので、
新しくすると良いでしょう。
最後に袋帯。
お母様の時代の袋帯が、決して悪いわけではございませんが、
今の袋帯は、軽くて、長くて、柔らかいです。
逆に言うと、お母様の時代の袋帯は、 重くて、短めで硬くて結びにくい。
今は、色んな変わり結びにも対応出来るようになっています。
とにかく、2024年、2025年、成人式をお迎えの方で、
お母様のリメイクをと、お考えの方は、
早めのご相談をお薦めします。
ギリギリになりますと、お直しに間に合わなくなり、
結果的にレンタルに余儀なくされる方もいらっしゃいます。
まるなか、一華では、スタッフ一同、心よりお待ちしておりますので、
遠慮なくご相談をしていただきますようお願いします。
ご来店ご予約は → こちらから❤︎ ←